雨が多く湿気も気になる上に、どんどん暑くなる!ちょっと憂鬱になることもありますよね。
ですが、「雨」や「水溜り」は子供にとってはウキウキするイベントです。そしてこのウキウキの気持ちは何か学んで吸収するにはもってこいなのです♪
では具体的に日々のお散歩での会話に是非取り入れたいキーワードをご紹介します。会話のネタに困った時や何を話したら良いのか分からなくなった時などにご活用ください。
①雨が降っているね。
このよくあるフレーズから色々と広げることができます。
「ザーザーとたくさん降ってるね」「ポツポツと小雨だね」「雨だけじゃなくて、ごろごろと雷もなってるね」「冷たい雨だね」など雨の具体的な様子について。多い・少ない、や冷たい・暖かいの概念も実体験を通して伝えると効果的です。
「雨が降っているから傘をさそうね」「傘をさすと濡れないね」「雨が傘に落ちるとポタポタ音がするね」と、傘関連の会話も弾みます。傘の色や柄についてお話をするのも楽しいです。
②梅雨の時期の花や虫を探す
紫陽花、バラ、クレマチス、ユリ、ラベンダーが綺麗な季節です。虫であればカタツムリ、カエルなどでしょうか。ダンゴムシも良く見かけますね。毎年繰り返して四季を感じることで改めて学ばずとも季節の知識が身に付きます。お花であれば、色や花びらの数、形、匂い、大きさ、そして「綺麗ね、かわいいね」と気持ちを共有しましょう。虫は得意不得意あるかもしれませんが、実物を見ると図鑑ではわかりにくい大きさや動きを実感できます。
道端で色々見つけて帰った後は、図鑑や絵本で出てきたものを見返して、「さっき見たね!一緒だね!」「色違いだね!」とお子さんと盛り上がってください。そして次はこれを探そう、あれが見たいね、と次回への楽しみづくりをするのもおすすめです。
③雨関連の歌を歌う
おしゃべりが途切れたタイミングに歌うのはいかがでしょうか。歌いながらのお散歩もおすすめです。
歌からはおしゃべりのリズムや語彙、感性を伸ばすことができます。
「あめふり」「あめふりくまのこ」「かたつむり」「てるてる坊主」「夏は来ぬ」、、、などなどたくさんありますのでお気に入りを見つけてみてください。日本語以外の歌もおすすめです。子供は真似っこが得意なので、歌の歌詞から自然と単語やセンテンスを覚えて行きます。
以上、少しですが、例をあげてみました。他にも色々な方向に会話を広げてみてください。お子さんの、好きなものや嫌いなもの、嫌いじゃないけどちょっと苦手なもの、など色々な側面が見えてくると思います。まだおしゃべりができない赤ちゃんも、おませさんな3・4歳さんも、どの子も一人前の感性を持っています。その感性を大切に伸ばし、のびのびと表現できるように周りの大人がサポートできると良いですね。そのサポートの1つが「表現する手段の1つ=言葉」を豊かにすることだと考えます。
たくさんの子供たちがそれぞれの幸せをつかめますように!
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